なにげに費用対効果が高いと思われるオフカメラライティング。自分も最初にどこから手を付けていいか、よくわからなかったのでまとめてみた。みんなも買え。そしてノウハウ教えて欲しい…
[2018/6/30]こちら追記しました
はじめに
このエントリーは"OM-D E-M1 Mark II / E-M1 Advent Calendar 2017"の10日目です。圧倒的にアウトドア派が多いと思われるE-M1ユーザの中で、異彩を放っていきたいと思います。一方でアウトドア派に皆様におかれましては、星空+人物などにチャレンジいただくのもよろしいかと存じます。
なぜ今オフカメラライティングが熱いのか?
私が10月に必要に迫られて*1ストロボ講座受けてきたからです。あとワイヤレス機材がお手軽になってきてる。最近は中国メーカの機材も技適に対応して合法的に使えるように!
手練の皆様におかれましては(当方2か月くらいの経験しかないので)生暖かい目でお願いします。なにげに昨年末に"来年こそはストロボライティングの練習を…"って書いてたので有言実行ではある(練習はしている)
何が撮れるか?
(自分の場合は)わりと普通です。気付きとして「日頃目にしているイケてる写真って、実はストロボでライティングされていることが多いんだなー」って気づくようになった。これってストロボ丸出しな写真がアレなことが多い*2ので気づかなかったのかも?(生存バイアス?)
買うもの
以下、マイクロフォーサーズ(MFT)向けですが、微妙にα向けも出て来ます(基本的におんなじ)
基本的なことが書いてある本
露出といえば「シャッタースピード・絞り・感度」だと思ってたんですが、「(地明かり使わないスタジオでは)絞り・感度・ストロボ光量だよ」という話が書いてある。自分はニッシンのストロボ講座がすげえ良かったんだけど、そうゆうのはちょっと…って人はこの本がいいと思う。昔買ったストロボ本は(出て来るモデルさんもケバいし)全然わからなかった…
クリップオンストロボ 本格ライティング ~オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ
- 作者:細野 晃義,UNPLUGGED STUDIO
- 発売日: 2017/02/25
- メディア: 大型本
ちなみにカメラ側はマニュアル露出で「1/200・F5.6・ISO400」、ストロボ側は「1/64」あたりから探っていくんだけど、カメラ側の設定はモードダイヤルのカスタムモード(C1/C2/C3とか)に設定しておくと楽。*3ちなみにα7RIIIの場合は「LV設定効果反映:OFF」も設定した状態でカスタムモードに設定(E-M1系はこの設定は不要。αではコレをしないとLVが真っ暗になって構図が確認できない)
クリップオンストロボ
ラインナップが豊富で、比較的評判がいい(?)Godoxだとこんな感じ。ちなみレビューでよくある「(中華ストロボ)すぐにぶっ壊れた」ですが、ストロボってわりと消耗品らしく純正でも「フル発光で連発」をしまくると壊れるらしい。
型番 | GN | TTL対応 | サイズ | 値段 |
---|---|---|---|---|
TT685O | 60 | TTL対応 | 大きめ | 12,500円くらい |
TT600 | 60 | マニュアル発光のみ | 大きめ | 7,500円くらい |
TT350O | 36 | TTL対応 | 小さめ | 10,000円くらい |
型番に"O"がついているのは、MFT(オリンパス/パナソニック)のTTLに対応しているモデル。TTL対応は1本は持っておいてもいい気がする。でもTTL難しくて、まだうまく使えない…
一方でTT600に"O"がついていなのは、マニュアル発光のみで各メーカのTTLと関係ないから。TT600はカメラメーカ関係なく、つけられるし光るんだけど、ソニー用だけ専用のTT600Sってのが出てる。理由はソニーが独自シューだから。ちなみに(Sじゃない)TT600もα7RIIIにつけられるし光るんだけど、ボディに傷がつきがちだから注意(うちは傷ついた…)
ワイヤレスフラッシュトリガー
X1Tが定番っぽい。前述の3機種はワイヤレス対応なのでCHさえ合わせれば、オフカメラで光る。X1T-OはMFTのTTLに対応してて、TT685Oと組み合わせたときに、ワイヤレスTTL発光出来るんだと思う。TTL使わないならX1T-Cでも、X1T-Nでも何でもいいっぽい(これもX1T-Sだけシュー形状が違う) いずれの場合もAmazonとかで「技適マーク付き」ってのを買うと合法的に使える。CとかN用なら新製品のX-Proってのが使いやすそう。
なおX1T側で光量が変えられるので、わざわざストロボ側で操作しないでいいので楽。多灯の際はグループを分けることで、グループごとに光量の設定が可能。
その他必要なもの
ライトスタンドは必須で、アンブレラかソフトボックスのどっちかはあった方がいい。アンブレラの場合はアンブレラホルダーも必要。なおアンブレラのほうが光が広がりやすいので失敗しにくいとのこと。逆に少しだけ陰影強調したいときはソフトボックス(場合によってはグリッドもつける)がいいかも?多分。
NEEWER プロ ライトスタンド 6.23ft(190cm) アルミ製 【並行輸入品】
- メディア: エレクトロニクス
Godox 60×60cm 折りたたみ ソフトボックス S型スピードライトブラケット
- メディア: エレクトロニクス
合計いくらかかるか?
ジャンル | 型番 | 値段 |
---|---|---|
ストロボ | Godox TT600 | 7,500円 |
トリガー | Godox X1T | 5,200円 |
ライトスタンド | NEEWERライトスタンド | 1,900円 |
ソフトボックス | Godox 60×60cm | 3,900円 |
合計 | 18,500円 |
一式揃えても2万円以下とか安レンズ買うより全然安いじゃん… なおGodoxのA1買うとiPhoneでも同じライティング環境で撮れるようになるので「これはiPhoneでサクッと撮ったんだよねー」ってドヤれるかも?
まとめ
とりあえず一通り買って、オフカメラ始めようぜ!(巻き込みたいだけ)人物は自撮りで、物撮りはセッティングちょっと位置ズラしたりして、トライアンドエラーな練習し放題のいい時代。ストロボ講座の先生も「光について色々考えるようになるから、自然光(での撮影)も上手くなるよ!」って言ってたし…
また、俺たちミラーレス派はEVFのポストビューで、ライティング時の出来栄えをチェックすることも出来るのがいいかも*4