を更新。OLYMPUS前提で書いていたものをSONY前提にしてみた。他社カメラ使っている場合も基本的には型番読み替えるだけでOKです。
ここから元記事参照しつつ、一部更新
なにげに費用対効果が高いと思われるオフカメラライティング。自分も最初にどこから手を付けていいか、よくわからなかったのでまとめてみた。みんなも買え。そしてノウハウ教えて欲しい…
はじめに
このエントリーは"OM-D E-M1 Mark II / E-M1 Advent Calendar 2017"の10日目として書かれたものなのですが、主催した私が2017年末にカメラ式年遷宮してしまったために、このバージョンはα7RIII中心に書き換えました。ちなみにα7III/α7RIIIへの乗り換えを検討されている皆様におかれましては、E-M1 MarkIIと12-100PROと40-150PROは残しておくべきです(変わりがない&デカいので…)
なぜ今オフカメラライティングが熱いのか?
私が2017年10月に必要に迫られて*1ストロボ講座受けてきたからです。あとワイヤレス機材がお手軽になってきてる。最近は中国メーカの機材も技適に対応して合法的に使えるように!
手練の皆様におかれましては(当方数ヶ月の経験しかないので)生暖かい目でお願いします。なにげに2016年末に"来年こそはストロボライティングの練習を…"って書いてたので有言実行ではある(練習はしている)
何が撮れるか?
(自分の場合は)わりと普通です。気付きとして「日頃目にしているイケてる写真って、実はストロボでライティングされていることが多いんだなー」って気づくようになった。これってストロボ丸出しな写真がアレなことが多い*2ので気づかなかったのかも?(生存バイアス?)
買うもの
以下α向けですが、基本的に他社向けでもおんなじです。MFT向けに書いた記述もちょっとだけ出てきます。αだけちょっとホットシューが特殊なんだけれども。
基本的なことが書いてある本
露出といえば「シャッタースピード・絞り・感度」だと思ってたんですが、「(地明かり使わないスタジオでは)絞り・感度・ストロボ光量だよ」という話が書いてある。自分はニッシンのストロボ講座がすげえ良かったんだけど、そうゆうのはちょっと…って人はこの本がいいと思う。昔買ったストロボ本は(出て来るモデルさんもケバいし)全然わからなかった…
ちなみにカメラ側はマニュアル露出で「1/200・F5.6・ISO400」、ストロボ側は「1/64」あたりから探っていくんだけど、カメラ側の設定はモードダイヤルのカスタムモード(C1/C2/C3とか)に設定しておくと楽。*3ちなみにα7RIIIの場合は「LV設定効果反映:OFF」も設定した状態でカスタムモードに設定(E-M1系はこの設定は不要。αではコレをしないとLVが真っ暗になって構図が確認できない)
クリップオンストロボ
ラインナップが豊富で、比較的評判がいい(?)Godoxだとこんな感じ。ちなみレビューでよくある「(中華ストロボ)すぐにぶっ壊れた」ですが、ストロボってわりと消耗品らしく純正でも「フル発光で連発」をしまくると壊れるらしい。
型番 | GN | TTL対応 | サイズ | 値段 |
---|---|---|---|---|
TT685S | 60 | TTL対応 | 大きめ | 12,500円くらい |
TT600 | 60 | マニュアル発光のみ | 大きめ | 7,500円くらい |
TT350S | 36 | TTL対応 | 小さめ | 10,000円くらい |
型番に"S"がついているのは、αのホットシュー(ちょっとだけ形状が違う)とTTLに対応している。例えばモデル型番に"O"がついているのは、MFT(オリンパス/パナソニック)のTTLに対応しているモデルになります。TTL対応は1本は持っておいてもいい気がする。結婚式とかTTLだ。
ここがα用にしたらややこしい。どっちかっていると他社向けの記述。一方でTT600に"S"がついていなのは、マニュアル発光のみで各メーカのTTLと関係ないから。TT600はカメラメーカ関係なく、つけられるし光るんだけど、ソニー用だけ専用のTT600Sってのが出てる。理由はソニーが独自シューだから。ちなみに(Sじゃない)TT600もα7RIIIにつけられるし光るんだけど、ボディに傷がつきがちだから注意(うちは傷ついた…) ただし基本的にオフカメラで使うならあんまり関係ない。
ワイヤレスフラッシュトリガー
X1Tが定番っぽい。前述の3機種はワイヤレス対応なのでCHさえ合わせれば、オフカメラで光る。X1T-OはMFTのTTLに対応してて、TT685Oと組み合わせたときに、ワイヤレスTTL発光出来るんだと思う。TTL使わないならX1T-Cでも、X1T-Nでも何でもいいっぽい(これもX1T-Sだけシュー形状が違う) いずれの場合もAmazonとかで「技適マーク付き」ってのを買うと合法的に使える。CとかN用なら新製品のX-Proってのが使いやすそう。
GodoxのXproがオススメ。基本的にX1Tの上位機種ってよりは後継だと思っていいのでは?値段ちょっと違わないのに、操作が圧倒的にしやすいし設定項目も増えてる。各社TTL対応版が出てるので、Xproのアルファベットがどのメーカ(マウント用)だと思う。Cがキヤノン、Nがニコン、Sがソニー、OがMFT(オリンパスとパナソニック)、Fがフジ。
なおX1TXpro側で光量が変えられるので、わざわざストロボ側で操作しないでいいので楽。多灯の際はグループを分けることで、グループごとに光量の設定が可能。
α7III/α7RIIIとGodoxの不発病(2018年追記)
この組み合わせは、ちょいちょいストロボ不発がある(うちはX1Tでも、Xproでも、オンカメラストロボでも発生)。ちなみにショールームで借りた純正ストロボは再現せずなので相性なのかな?対策はいろいろあるのググって(他人任せ)
その他必要なもの
ライトスタンドは必須で、アンブレラかソフトボックスのどっちかはあった方がいい。アンブレラの場合はアンブレラホルダーも必要。なおアンブレラのほうが光が広がりやすいので失敗しにくいとのこと。逆に少しだけ陰影強調したいときはソフトボックス(場合によってはグリッドもつける)がいいかも?多分。
合計いくらかかるか?と購入時の注意
ジャンル | 型番 | 値段 |
---|---|---|
ストロボ | Godox TT600 | 7,200円 |
トリガー | Godox Xpro-S | 7,650円 |
ライトスタンド | NEEWERライトスタンド | 1,900円 |
ソフトボックス | Godox 60×60cm | 3,600円 |
合計 | 20,350円 |
一式揃えても2万円ちょいとか安レンズ買うより全然安いじゃん… 下記記事によると「タダのようなもの」になるかと思われます。
なおXproとTT685は「技適マーク付き」ってのを選びつつ、マケプレなら評判のいい店から買うのが良さそう。不良品に当たる可能性もゼロではないので、不良にあった際にも返品しやすい「Amazon.co.jp発送」を選ぶのも大事。ちなみにGodox自身が技適は取得してる模様なので、必ずしも国内代理店のモデルを買う必要はないはず…とはいえ技適「マーク」がついてない流通在庫やロットとかあるかもしれないので念の為確認したほうがいいかも?(うちのは両方ついてたけど)
まとめ
とりあえず一通り買って、オフカメラ始めようぜ!(巻き込みたいだけ)人物は自撮りで、物撮りはセッティングちょっと位置ズラしたりして、トライアンドエラーな練習し放題のいい時代。ストロボ講座の先生も「光について色々考えるようになるから、自然光(での撮影)も上手くなるよ!」って言ってたし…
また、俺たちミラーレス派はEVFのポストビューで、ライティング時の出来栄えをチェックすることも出来るのがいいかも*4 ちなみにこれは壁バウンスで撮ってるw 近くに白い壁があるならオンカメラで行ける場合もあるということで…